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ネット婚活の後遺症
- 2016/9/7
- 婚活相談カウンセラーのつぶやき
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最近は本当にネットで気軽に婚活ができるようになりました。
でも、これを「婚活」と呼ぶか、「出会い系」と呼ぶか定義はそれぞれです。
最近の婚活相談ではこのいわゆるネット婚活に関する悩みが多い。
女性によくある意見や相談として、
「どうして婚活の場に男性は既婚者や彼女のいる人が来るのでしょうか?」
昨夜も同じような相談がありました。
・友達の紹介や合コン
・相席系の女性無料系
・普通の婚活パーティーやイベント
・結婚相談所
女性でいうと全て「婚活」という呼び方になるかもしれませんが、男性からすると上3つまでは「恋活」もしくは「遊び」の可能性があります。
相席系というのは今流行りの相席居酒屋のことを指します。
基本、女性は無料で男性がその分多めに支払うことになっているシステムです。
知らない男女が相席になって会話を楽しむ居酒屋やバーです。
女性は無料なのです。でも、女性の多くは真面目な出会いを求めています。
セミナーで良くお話しをしますが、真面目な出会いを探しているならちゃんと投資をしてください。
相席系、男性は何て言って来店していると思いますか?
「キャバクラより安い」です。
これはネット系ではなく、リアルな出会いの場で起きている最近の問題です。
ネット婚活の後遺症とは、似たようなことがネットでも起きているということです。
女性が無料のネット系婚活。多いですね。
これで女性から困った相談で多いのが、
・既婚者がいた、彼女のいる人だった
・メッセージを既読スルーされた、返信をくれない
・全然マッチングしない
など・・・
リアルもネットも女性が無料ということは、どうやってお店やネットの運営者は利益を出していると思いますか?
男性が高いお金を払ってくれるからです。
何が言いたいか、お店やネット運営者からすると無料で来店したり登録したりする女性は
男性を釣るための商品なんです。
女性の出会いをしっかりサポートしよう!と思っている運営者はいないと思います。
既婚者であろうと、彼女がいる男性であろうと、お金を払ってくれるからその男性に都合の良いシステムになっているのです。
相席系は男性が多く女性が少ない。でも結婚相談所などの真剣な場になると女性が多く男性が少ない。
結婚相談所の会員の割合は
全国で男性4:女性6
福岡で男性3:女性7
何故こうなるか?
結婚相談所は「独身証明書」や「収入証明書」が必要だから。
これが男性の会員数が伸びない原因のNo.1だと私は思います。
女性からしたら「既婚者排除」という安心を買いたいし、結婚を真剣に考えているから「男性の収入」も気になる。
でもこの2つって男性から見たら全く必要ないものなんですよね。
相席系もそうですが、出会いの場に「既婚女性」や「彼氏持ちの女性」が来ることはほとんどありません。
男性は「女性の収入」をそれほど重要視していません。
相席系でこの2つの提出を求めた瞬間、男性はパッタリと来なくなります。
女性無料のネット婚活が増えると女性には出会いの幅が広がっているように見えますが、私は真剣な女性の足かせになっているように思えます。
ここまではリアルの話。
ではネット系の後遺症とは
・男女共に異性をステータス(顔写真や年収、年齢)で選ぶようになるため、うまく行く人は一握り。ステータスの悪い人は全く選ばれない。
※ネット系のほとんどが異性のステータス(顔写真や年収、年齢、職業など)を見る事ができ、自分が理想としている人を探してメッセージを送ったりする。
・メッセージが来ない、顔写真送ったら連絡が来なくなった、職業を教えたら連絡が途絶えた、などなど・・・
参加するのが気軽なだけに相手を断るのも手軽。
伴侶となる候補を探すための婚活がいわば自分の好みのステータスをチェックボックスでチェックしていき、
そこで最終的にソートされて残ったものを選ぶといういわばショッピング感覚。
選ぶという感覚はあっても選ばれるという感覚が欠如している。
ショッピング婚活がこんなに幅をきかせなければ出てこないような相談や悩みが増える。
ネット婚活後遺症・・・
これは婚活なのだろうか?
婚活(伴侶を見つける活動)でショッピングと大きく異なるのは、
自分が良いと思ってクリックしても商品から断られる可能性がある。ということ。
もっと相手から選ばれるという視点を持ってほしい。
でも悲しいかな・・・婚活男女には圧倒的にショッピング婚活のニーズが高い。
ショッピング婚活(婚活と呼べるのか?)を続けて結局結婚できない男女が増える。
これこそネット婚活後遺症。
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